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2024.05.22
LEDの明るさを徹底解説|光束・光度・輝度・照度の違いと正しい選び方

【2025.12.17更新】
こんにちは、JR秋葉原駅中央改札口から徒歩2分に本社のあるLED照明メーカー、株式会社トライテラスの販促担当です。
トライテラスがメインに取り扱うLED製品。
「同じルーメンなのに思ったより暗い」「ルクスとカンデラの違いが分からない」という相談をよくいただきます。
LED照明を正しく選ぶには、
光束(lm)/光度(cd)/輝度(cd/㎡)/照度(lx)
という4つの指標をセットで理解することが重要です。
照明の明るさとは、光源が発する明るさや、照明の当たっている物体の明るさなど、見る場所や人による明るさの感じ方は異なります。
明るさを物理単位として把握する手段として一般的な指標である、光束、光度、輝度、照度の違いを解説します。
■ 明るさ 指標の一覧
指標 | イメージ | 物理的な意味 |
光束 | ![]() | 光源から出る全ての光の量 |
光度 | ![]() | 光源の特定の方向の明るさ |
輝度 | ![]() | 目に見える「まぶしさ・明るさ」 |
照度 | ![]() | 光源に照らされた面の明るさ |
■ 光束(ルーメン lm)とは
光束とは、 光源から放射される可視光の総量を表す指標です。
光束(読み方:こうそく)は光源から出る「明るさ」を示します。
光源自体の明るさではなく、放射される光の総量を示します。光束が大きいほど明るい光源です。
光束は英語でluminous flux、単位は[ lm ]ルーメンです。
【用途】
● 器具・ランプの「総合的な明るさ」の比較
● 部屋の広さに対する必要光量の算出
● 既存照明からLEDへの置き換え時の明るさ合わせ
【メリット】
● 異なる方式(蛍光灯・LED・白熱灯)の明るさを共通尺度で比較できる
● 消費電力との比較で、省エネ効果を定量評価しやすい
【デメリット】
● 配光(どこをどの程度照らすか)を考慮していない
● 同じ光束でも、器具形状や設置条件によって実際の照度は大きく変わる
光束による明るさイメージ

■ 光度(カンデラ cd)とは
光度とは 、光源から特定の一方向に放射される光の強さを示します。
光度(読み方:こうど)は光源の一方向の「明るさ」を示します。
光源から出ている光は方向により強さが異なります。光度は全方向への明るさではなく、ある特定の一定角(θ)にだけ向けられたものです。
光度は英語でluminous intensity、単位は[cd]カンデラです。
【用途】
● スポットライト・ダウンライト・投光器など指向性照明の性能評価
● 照射距離と目標照度から必要性能を計算
(簡易式:照度 E[lx] ≒ 光度 I[cd] ÷ 距離²[m²])
【メリット】
● 距離のある対象物への照射計画に使える
● 必要照度から逆算して器具性能を選定できる
【デメリット】
● 全体の明るさ(空間平均照度)は評価できない
● 配光角を無視すると、数値だけでは実際の見え方を誤解しやすい

■ 輝度(cd/㎡) とは
輝度とは、光源が単位面積あたりに発する光の強さを示します。
輝度(読み方:きど)は私たちの目にどれだけ「明るく」感じられるかを示します。
輝度は英語でluminance、単位は[cd/㎡]カンデラ/平方メートルです。
輝度は、テレビや携帯電話の画面など、人が直接見る目的の明るさを表す指標になります。
光源に照らされた面から反射した光の強さも輝度で表します。光が反射してキラキラしていたり、「眩しい」と感じる数値を示します。
例えば、反射率の高い白いものは輝度が高く、反射率の低い黒いものは輝度が低いです。
【用途】
● ディスプレイ・サイネージの画面輝度設定・仕様比較
● グレア(まぶしさ)の評価
● 高輝度面・反射面が視野に入る環境の評価
【メリット】
● 発光面・反射面の「視覚的負荷」を数値で評価できる
● オフィスや作業場で、視認性と目の負担のバランスを取れる
【デメリット】
● 測定・計算が比較的複雑で、一般利用者には扱いにくい
● 器具カタログでは、光束・光度に比べて記載が少ない
棚の明るさを輝度別に色分けした分布図

■ 照度(ルクス lx)とは
照度とは、光源から照射された光が、ある面にどれだけあたっているかの度合いを示します。
照度(読み方:しょうど)は光源によって照らされている場所、面の「明るさ」を示します。
照度は英語でIlluminance、単位は[lx]ルクスです。
照度は光源との距離と角度に依存します。光源からの距離が近ければ照度は高く、遠ければ低くなります。
【用途】
● 作業面・床面など、場所ごとの明るさ評価
● JIS 照度基準・各業種の照度基準への適合確認
● 照度計測・照明シミュレーションでの照度分布図作成
【メリット】
● 作業性・安全性・視認性を直接評価できる
● 基準値(JIS等)が整備されているため、要求仕様に落とし込みやすい
【デメリット】
● 同じ照度でも、配光・反射・背景によって見え方が異なる
● 照度だけではグレアや輝度バランスを評価できない
参考:照度基準の推奨照度
作業内容や空間の用途に応じた「推奨照度」をJISで下図のように推奨されています。
単位(lx)
| 居間 | 書斎 | ダイニングキッチン | 寝室 | 浴室・洗面所 | |
| 1000 | 手芸・裁縫 | ||||
| 750 | 勉強・読書・PC作業 | ||||
| 500 | 読書 | ||||
| 300 | 食卓・調理台・流し台 | 読書 | 化粧・洗顔 | ||
| 200 | 団らん | ||||
| 100 | 全般 | 全般 | 全般 | ||
| 75 | |||||
| 50 | 全般 | ||||
| 20 | 全般 |
■ まとめ
● 器具の「総光量」を見る → 光束(lm)
● 距離のある対象を狙って照らす → 光度(cd)
● 画面・高輝度面・まぶしさの評価 → 輝度(cd/㎡)
● 空間・作業面の明るさを基準値と照合 → 照度(lx)
用途に合わせてわかりやすいよう、様々な指標で光の明るさが分かれています。今後の照明選びの参考になると幸いです!
トライテラスではお客様に適した製品、明るさ、光の色等、これまでの経験や知識、技術を持ち合わせご要望に合わせ様々な方法でお応えします。
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