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2024.12.05

植物育成ライトの距離や当て方 設置方法で何が変わるのか

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こんにちは、JR秋葉原駅中央改札口から徒歩2分に本社のあるLED照明メーカー、株式会社トライテラスの販促担当です。

植物育成に興味を持ちつつ、植物をよく枯らしていた私が植物育成ライトを企画し、会社で植物育成を楽しんでいるので、これから植物を育成する方や、植物育成ライトに興味がある方に、植物育成ライトと植物の距離の考え方を説明します。

室内でも元気に植物を育てたい!そのために室内での植物育成用に日光を補うための植物育成ライトを開発しました。

私は植物育成初心者なので、植物に対して植物育成ライトをどのくらいの距離、角度、明るさ、強さで照らしたら良いか。

明るさを調整するために植物育成ライトと植物との距離を変えてみたり、照射する植物育成ライトの数を変えてみたり、実際に育てながら光の量を確認しているところです。

植物育成ライトの強弱は植物育成ライトと植物との距離、当て方、植物育成ライトの個数や設置方法で調整できます。
光の特性とともに、植物育成ライトの光の当て方、設置方法をご紹介します。

■ 植物育成ライトの強さを調整する方法


植物育成ライトの強さを調整する方法は、距離を変える、数を変える、配置を変える、調光する等大きく4つの方法があります。

光の調整の前に、
育てたい植物に合った光の質、量を満たした仕様の植物育成ライトを用意することが大事です。
室内での植物育成に必要な植物育成ライトの光の量や種類、時間の説明をしたこちらのブログをご覧ください。



植物育成ライトの距離や当て方を4つのポイントとともにトライテラスの植物育成ライト、プラントテラスを使用して説明します。

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■ ① 距離


植物育成ライトは距離によって強さ、明るさが異なります。
照射距離が近いほど強く(明るく)、遠いほど弱く(暗く)なります。

■ 照射距離とは


照射する(照らす)照明器具から、照らす対象物までの距離のことです。
照射距離:「しょうしゃきょり」と読みます。

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明るさを表す指標の1つ、照度で説明すると、【照度は光源からの距離の2乗に反比例】するという法則があります。
距離が 2倍になれば明るさは1/4(2の2乗に反比例)に、逆に距離が1/2になれば明るさは4倍(1/2の2乗に反比例)になるというものです。

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■ 照射距離と植物育成ライトの光の関係


植物育成ライトの光は、照射距離が近い方が光が強く、遠い方が弱くなります。
PPFD値も近い方が高く、遠い方が低くなりますし、
照度も近い方が高く、遠い方が低くなります。

棚の上部から下に向けて植物育成ライトを照射した場合、

背が高い植物の方が照明に近くなるため、明るさは強く、明るく、PPFD値も大きくなります。
背が低い植物の方が照明が遠くなるため、明るさは弱く、暗く、PPFD値は小さくなります。

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トライテラスの植物育成ライト、「プラントテラス580」の照度表で強弱を見てみましょう。

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■ ① 距離 まとめ

植物育成ライトは距離で強さが変わります。

植物育成ライトと植物が近い方が光は強く、遠い方が光は弱くなります。
強い光を当てたい植物は植物育成ライトの近くに、
光を弱く当てたい植物は植物育成ライトから離して置きましょう。

◎植物育成ライトと植物の距離の取り方

トライテラスでは、同じ棚で植物ライトの光の強さを分けたい時は、植物を台に乗せ、高さを調整しています。
上から強→弱 となるように植物を置く高さを変えて、植物の状態を確認しながら植物育成照明と植物の距離を調整しています。

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植物育成ライトは調光で強さ、明るさが変ります。
各社の推奨の調光器、もしくは調光機能付きの植物育成ライトで狙った光の強さに調整しましょう。





■ ② 数


植物育成ライトは数を増やすことで強さ、明るさを変えることができます。
数を増やせば明るく、強くなります。
また、数を減らせば暗く、弱くなります。

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トライテラスの植物育成ライト、「プラントテラス580」数と明るさの関係です。本数が増えると明るさ、強さは高くなります。

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■プラントテラス580の使用数の参考


上野の路地に現れる熱帯、亜熱帯の植物を中心に暮らしに寄り添ってくれるようなGREEN LIFE の提案をしてくれる素敵な植物店 ROUTE BOTANICALS さんでは、棚1段にプラントテラス580を1本、棚の中央に設置し使用いただいています。

2024年4月に設置開始、4カ月後の8月に育成状態を見に行った際は、徒長もなく夏型の多肉植物も元気に育っているとのことでした。

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■ ② 数まとめ


植物育成ライトは数で強さが変ります。

植物育成ライトは数が多い方が強く、少ない方が弱くなります。
特に強い光を当てたい塊根植物や多肉植物等には数を多くすることで光を強くする等、調整することが可能です。



■ ③配置


植物育成ライトは配置によって強さ、明るさが異なります。

植物育成ライトの光源がLEDの場合、
LEDの特性として光はLED素子からまっすぐ直線に届きます。
光源の直下が光が強い場所となります。

植物育成ライトに関しては、各社光の特性が異なります。
光を広げる、拡散させるためのレンズやリフレクター等により光の広がる方向は変わります。

経済産業省、電気用品安全法の規制により、「割れるおそれのある材料を取り除いたとき、充電部に人が容易に触れるおそれのない構造であること」 つまり、カバーの無い状態、電子部品がむき出しの状態での照明器具の販売は違反する事になるため、照明器具の光源(LED)部分や電子部品には必ずカバーやレンズで覆われています。
そのカバーやレンズに各社特徴を持たせています。

弊社トライテラスの植物育成ライト、プラントテラスの場合光が直線に届くように光学設計したカバーなので、照明の直下が一番明るくなります。製品の長さ58cmの真下はどこも同じ明るさ、強さなので、3号鉢5,6個をバランスよく広範囲かつ均一に照らします。

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■ 植物育成ライト 棚の配置例


植物育成ライトで直下が明るい光学設計の場合、棚の奥行きの中央にライトを配置し、その下に合わせて植物を並べると均一に照明を当てることができます。

◎同じ明るさで植物に当てる配置

棚の中央に植物育成ライトを配置する

側面から見た植物育成ライトの配置

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◎一部光を強く当てる配置

強く当てたい植物側に植物育成ライトを配置する

側面から見た植物育成ライトの配置

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◎一部光を強く当てる配置 応用

強く当てたい植物側に植物育成ライトを配置し、更に、植物を台などに置き高さをつけ、より植物育成ライトに近づけると強い光が当たります。
また、弱い光で十分な植物は植物育成ライトから離れた、低い場所に置きます。

正面から見た棚

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斜め上から見た棚
棚板の奥行き中央に植物を並べています

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■ ③ 配置まとめ


植物育成ライトは配置で強さが変ります。

各社の光の拡散、レンズの特徴を確認し、
植物育成照明の光が強い場所と弱い場所を認識し、強く当てたい植物や弱く当てたい植物に合わせて配置しましょう。

また、植物も台に置いたり、背の高い鉢にするなど、照明への配置を変えることで光の強さが変わります。



■ ④調光


植物育成ライトは調光によって強さ、明るさを変えることができます。

調光(ちょうこう)とは、光の明るさを暗くしたり、明るくしたり、調整する機器です。

調光するための制御機器、調光器には様々な方式があり、植物育成ライトによって推奨器具は異なります。
植物育成ライト自体に調光機能が付与された照明もあり、頻繁に明るさを変えたい方は、調光機能付きの植物育成ライトがおすすめです!

LED調光に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。

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■ ④ 調光まとめ


植物育成ライトは調光で強さ、明るさが変ります。

各社の推奨の調光器、もしくは調光機能付きの植物育成ライトで狙った光の強さに調整しましょう。

植物育成ライトの距離や当て方 設置方法で何が変わるのか解説しました。
LED光源がメインの説明になりましたが、植物育成ライトは形状や特徴がたくさんあり、自分の育てたい植物、置きたい環境に合わせて様々な選択肢があり、選ぶのが楽しく、難しい商品でもあると思います。

植物育成ライトを当てていても植物に元気がない場合、
今回挙げた4つのポイント、「距離」「数」「配置」「調光」を見直して、光を調整し、植物に合った光を照射できるようにしましょう。

私も自分の植物たちが元気に育つよう、植物育成ライトの照射方法をこれからも研究しようと思います!

植物育成ライトに興味を持った方は、植物育成ライトの選び方を初心者にもわかるように説明した ブログ も是非ご覧ください。



トライテラスでは、ライン照明形状の植物育成ライト「プラントテラス580」を発売中です。

スリムなライン照明は軽量で、背面にマグネットを設置してあるのでスチールなどにくっつけるだけの簡単な照明器具です。
光の質にもこだわり、太陽光に近い波長の美しい植物育成ライトに仕上がりました。

植物育成ライト選びに迷った方は、LED光源で電気代が抑えられ、本体の長さ58cm直下の広範囲を照らせるラインタイプ、トライテラスの植物育成ライト「プラントテラス580」を是非ご検討ください。
スリムな形状なので、光の当て方、使い方の応用にも適しています。

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植物育成ライトの距離や当て方、設置方法で何が変わるのか解説しました。

自分の植物に合った、最適な植物育成ライトで元気に植物を育てましょう!

LED照明メーカートライテラスでは様々なオリジナルの照明を企画・製造しています。
秋葉原駅から徒歩2分に本社のあるトライテラス。詳しい情報は トライテラスのwebサイト をご覧ください。

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