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- 導光板
2021.01.07
導光板とは
【2024.07.24更新】
こんにちは、JR秋葉原駅中央改札口から徒歩2分に本社のある、株式会社トライテラス販促担当です。
トライテラスのメイン製品でもある導光板、読み方は「どうこうばん」です。導光板とは?と、よく質問をいただくので原理や種類、用途等を解説します。
■導光板とは
導光板とは、面が発光するよう加工を施した部材のことです。
英語だとLight Guiding Panel(LGP)、光を導く板という説明通りの導光部材です。
導光板(読み方:どうこうばん)には加工方法や素材等、様々な種類があります。
LED導光板、導光パネル 等と呼ばれています。
▼導光板製品一覧を見る
■導光板の原理
加工を施した板の端面からLEDの光を入光させることで、LEDの光を拡散し、板の面を光らせます。
この原理は弊社の特長であるエッジライト方式で、
薄型の液晶ディスプレイや液晶タブレットのモニター光源として幅広く採用されている原理です。
【発光イメージ】
【発光の仕組み】
導光板の原理は素材や加工方法によって異なります。
■導光とは
導光とは、光を所定の位置まで導く技術です。
均一に板を光らせるだけではありません。
トライテラスでは、導光技術を駆使し、均一な面発光だけでなく、狙った箇所を発光させる技術にも長けています。
材料の全光線透過率と屈折率等の性質を使用し、任意の場所を発光させる技術ことを導光技術といいます。
発光イメージ(上面図)
【均一面発光を狙った導光】
【加工部の発光を狙った導光】
■導光板の特長・メリット
光学部材は導光板の他、たくさんありますが、その中で導光板が選ばれる理由、特長を挙げます。
① 薄型なので省スペースに設置可能
② 均一な面発光で光のムラがない
③ 主にLEDが光源になるので、低消費電力
④ 薄く、軽いので壁や天井にも設置が容易
⑤ 使用用途に応じた様々な加工方法
⑥ 1枚構造で片面、両面発光の選択が可能
■導光板の原材料
導光板の原材料は主に透明性と耐光性の観点からアクリル樹脂が用いられる事が多く、その他様々な原材料が活用されています。
ポリカーボネート、ガラス、ポリスチレン、ウレタン等があります。
■導光板の厚み
導光板の厚みは主に8mm、5mmがあります。
板の厚さが厚いほど明るく、均斉度(きんせいど:均等に板が発光すること)が上がりますが、導光板が厚いと、重くなるので明るさ・サイズ・重さ・デザイン等ご要望に合わせラインアップからご一緒に選定いたします。
トライテラスではお客様のご希望のイメージに合わせその他様々な厚さで導光板のご提案が可能です。
■ 均斉度とは
均斉度とは、範囲内の照度分布を評価する指標です。
均斉度が高いほど、ムラのない照度分布になります。
導光板の均斉度は導光板の発光範囲での照度分布の均一性を示し、範囲内の最も高い照度と低い照度の差が小さく、ムラが少ないことを均斉度が高いと表現します。
均斉度が悪い机上面で作業を行うと執務者に疲労、集中度および知的生産性などへの影響があることが報告されています。
参考論文:目の疲労から見たタスク・アンビエント照明
永井久、安陪稔
■導光板の構造
導光板と入光する光源、LED(flect)とアルミチャンネル、面で均一に光る為の拡散板が主な構造になります。
トライテラスでは主に下図のような構造で均斉度の高い面発光を実現する導光板を構成しています。
■導光板の用途
PCやテレビのモニター等、ディスプレイ、スマートフォンやタブレット端末、自動車のメーター、トレース台、サイン、天井パネル照明等多岐にわたります。
普段見かける場所で、馴染みの製品や場所で使われています。
導光板の使用例は、素材や加工方法によって用途も様々です。
液晶画面 | 発光表示器 | 発光サイン、標識 | 照明 |
■導光板の種類
導光板は加工方法や素材等、様々な種類があります。
加工種類 | 印刷 | レーザー彫刻 | エンボス | 成形 |
加工方法 | 光学パターンをプリント | 光学パターンをレーザー彫刻 | 光学パターンを超音波エンボス | 金型一体成型 |
加工方法 | ||||
特長 | 量産向き | 小ロット向き | 小ロット向き | 量産向き |
主要用途 | 内照光源 | 内照光源、装飾 | 内照光源、装飾 | 内照光源、装飾 |
トライテラス製品名 | ▶DOT PANEL | ▶EMBOSS PANEL | ▶OEM、ODM個別対応製品 | |
取り扱いメーカー | 多数あり | 多数あり | トライテラスのみ、加工特許取得 | 多数あり |
▼トライテラスの導光板
導光板とは面光源デバイスで、割と身近に使われている部材です。
導光板とはなんなのか、伝わりましたか?
普段見かける場所にも使われているので、是非探してみてください。次回は、トライテラス独自の導光板の説明をします。
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